こんばんは。
今日は、友人と一緒に宮崎駿監督の新作「君たちはどう生きるか」を観てきました。
久しぶりのスタジオジブリ作品。
今回は、その感想をざっくりと書いてみます。
ネタバレ注意ですので、OKな方のみお進みください⚠️
↓
まず端的に言うと、とても難解でしたが私はかなり好きな作品でした!
もしかしたらジブリ作品の中で1、2を争うくらいのお気に入りになったかもしれないです。
何故かというと、映画のところどころに私の好きな雰囲気のファンタジー要素があったのと、宮崎駿の集大成のような世界観がとてもツボにハマったからです。
私はアイルランドという国と、そこに根ざすケルト文化が大好きなのですか、そのエッセンスを所々感じました。
具体的にどこかというのは少し難しいのですが...。
例えば、巨石信仰、鍛冶屋の家、ヒミ様の家の暖炉、アオサギ、崖の感じ、などなど。
あくまで、私個人がなんとなく勝手に感じたことです笑
あらすじを本当にざっくりと説明すると、母親を亡くして心を閉ざしてしまった少年が、異世界に行ってしまった継母を迎えに行って、帰ってくる話です。
抽象的なところも多く、途中で???となるシーンもたくさんありました。
宮崎さん、ついにあの世に片足突っ込んでしまった...?と何回も思いました。
観終わった後になんとなく感じたことをメモしたのですが、それを箇条書きにしました。↓
・宮崎駿が幼少期より抱えていた葛藤や矛盾、未だに整理がついていないことを吐き出したような内容。
・作品のメッセージがあるとしたら、反戦?
・後継者どうするか問題も抱えている感じ。
・宮崎駿自身と、主人公の強烈なマザーコンプレックス
・自然信仰
・アオサギのオムカエデゴンス感。割と気持ち悪い笑 菅田将暉さん上手かった。
・主人公の眞人くん、ジブリ史上一番の美少年では?
・キリコさんには父性と母性どちらもある。一人称が「俺」になったり、「あたい」になったり。かなり信頼できる人物像。
・途中で王蟲の幼虫のような生き物がちらっと出てた。
・ヒミ様の家の場所も内装も全てが素敵!
・宮崎駿の中で、火は強いもの、母親の象徴?
・結局、友情っていいね。
・生まれるよりずっと前にいた場所に行って、戻ってくる話。
残った疑問(たくさんあるけど、メモしてた分だけ)
・老いたペリカンは誰?屋敷で煙管吸ってたおじいちゃん?
・眞人、おばあちゃんの人形触ってたけど大丈夫そ?
・水平線に見える船たちの幻は一体何?
・最後、東京に戻るシーンにいきなり飛ぶ意味。
・眞人は「君たちはどう生きるか」を読んで何を思ったのか。
こんな感じです。
そもそも、「君たちはどう生きるか」というタイトルに無理があるような気もしました。
どちらかというと、問いかける作品というより、宮崎駿が「私はこれをベースに生きてきたが、君たちはこれをどう捉えるんだろうね」という感じ。
あと、米津玄師さんの「地球儀」もとても良かったです。
エンドロールの時、作品の余韻に浸りながら聴いてましたがじんわり沁みるような歌声。
こんなに作品の雰囲気にあった曲を作れるのすごいなー
最初にバグパイプの音が聞こえたり、ゆったりした感じが、同じくケルト文化の残るスコットランド民謡のような感じ...
少し現実から離れたい時、哲学的になりたい時、ジブリの世界観に浸りたい時に観たい作品になりました。
あと何回か、映画館に見に行こうと思います。
ヒミ様の家みたいな場所で暮らしたいなぁ。
では☆彡